情報商材のノウハウコレクターと化してしまったH波氏

《H波氏プロフィール》
短大卒業。自宅からそう遠くないところにある製造業を営む中小企業で事務をしているOL。誘われれば一緒に出かけるが、ファッションにもグルメにもそれ程興味は無い。オシャレよりも自分の部屋で絵を描いたり静かに過すことが好き。一つのことに集中すると、なんでも最後まで徹底してやってしまう、いわゆるオタク系女子。

情報商材との出会い

自分の部屋で絵を描いたり静かに過すことが好きなオタク系女子の彼女は、会社から帰ると、部屋でピンク色の可愛らしいノートパソコンを開いてインターネットをやるのが日課になっていた。

彼女は、休みの日でも友達と外に出かけることも少なく、いつも自分の部屋にこもってばかりいるので、母に誰か良い彼氏はいないのかと心配されることも多かった。父に至っては、あいつ彼氏の一人も連れてくるところを見たこともないのだけれども大丈夫か?と母に聞いているところを何度か聞いたことがあった。両親の心配については、彼女自身も気にするところはあって、引っ込み思案の彼女は、この先もおそらく男性とお付き合いすることも無いだろう、いまは実家暮らしだから良いが、将来は自分一人でも暮らしていけるだけの貯えは備えておいたほうが良いだろうなと思っていた。

そんな彼女がインターネットをよくやっているのだ。Twitterにもインスタグラムにも「こんな簡単なことで、お金が増えてしまう」などという怪しげな誘い文句は、よく流れてくる。そんな怪しげな誘い文句に誘われるとも無しに、そのホームページのURLを開いてしまっていた。これが情報商材に付き合わされてしまうようになってしまった最初の要因だった。

オタク女子だってオシャレは好き
はじめのプロフィール欄で、彼女のことをファッションにもグルメにもそれ程興味は無い女性と紹介してしまったが、彼女だって女性である。全くファッションやグルメ、街で人気のスイーツに興味ないわけではないのだ。街中のスイーツ店で、フルーツがたっぷり乗っかった可愛らしいパフェの写真を見かければ、可愛いな、美味しそうだな、一度ぐらい食べてみたいなとは思うのだった。ただ、その可愛らしいスイーツ店の店内の中で可愛い服を着て、友達と笑顔で笑いあっておしゃべりをしている女性たちの姿を見ると、自分には、そのお店の中に入っていける勇気が持てないだけだ。

ファッションだって一度ぐらい街中のおしゃれなブティックに入って、そこに飾られたフリフリのレースがいっぱい付いたスカートやワンピースに袖を通してみたかった。しかし、他の自分よりもキラキラ輝いた女性たちが、店内でおしゃれな店員と笑顔でおしゃべりなどしながら可愛い服を試着している姿を見ると、自分は、その中に入っていける勇気が持てなかった。だから、いつも洋服のお買い物は、男性客たちとも一緒のユニクロや近所のスーパーの衣料品売り場だった。

そんな彼女が、思わず目に入ってしまったという情報商材の宣伝ページとは、ファッションブランドの販売サイト・BUYMAでブランド服、ブランド品を販売してお金儲けしようというものだった。

その宣伝ページによれば、BUYMAの販売サイトには、ファッション特にブランド物の服やバッグ、靴などに目のない女性たちが多数集まっているのだそうだ。彼女たちファッションブランドに目のない女性たちにとって、その商品の値段などは二の次で、どんなに高価な値段のもので、一度彼女たちの目に、気に入った物として映ってしまった商品は購入せざるを得なくなってしまうのだという。それだけに、彼女たちに人気のある商品を一度BUYMAに出品しておきさえすれば、その商品は常に彼女たちに売れ続けられるのだそうだ。

彼女は、その宣伝ページを見たとき、BUYMAのサイトも確認してみた。すると、いつも彼女が遠くから見て、私には着れない、一生身につけることもないだろうと、ため息をついている可愛い服ばかりたくさん掲載されていた。

いつも街中で見かけた可愛いブティック店だと、周りの人の目を気にして、店内に入ることが出来ない彼女だったが、ここはBUYMAというインターネット上のホームページのお店。彼女が今、こうしてBUYMAのお店に入店していることなど、他の女性誰にも気づかれていないのだ。ここなら、好きなだけ可愛い服を眺め続けていられる。しばらく、彼女はBUYMAの中をウインドウショッピングして回っていた。

BUYMAの中をウインドウショッピングしているとき、例の情報商材の宣伝ページに書かれていた言葉を思い出した。BUYMAでブランド服、ブランド品を販売してお金儲けしよう。そうだ、ここのBUYMAで好きな服を好きなだけ眺めながら、自分でも好きなブランド服やブランド品を出品すれば、将来自分一人が暮らしていける貯えぐらい、いや、それ以上の貯えを備えることだって出来るんじゃないのか。

そう思った彼女は、例の情報商材の宣伝ページ上にある購入ボタンを押してしまっていた。

BUYMAで販売することでオシャレに目覚める
彼女は、購入してしまった情報商材に書いてあったことを参考に、まずBUYMAに出品用のアカウントを作成した。そして、まずは比較的価格の安いアクセサリーとかファッション小物などのブランド品を、情報商材の中に紹介されていた仕入れ先サイトから購入し、BUYMAに出品掲載した。

その購入した情報商材の宣伝ページに書いてあったように、掲載出品した商品が次々と売れていくなんてことは全く無かった。彼女の狭い部屋のクローゼットの中に大量に商品在庫を抱え込んでしまうことにもなってしまった。

それでも、彼女がBUYMAに、ちっとも売れない商品をずっと掲載出品し続けられたのは、BUYMA上に掲載した彼女の商品写真を褒めてくれるユーザーがいたからだった。彼女の撮影テクニックが上手かったのか、BUYMAに掲載した商品写真を、これ可愛い、このコーデの組み合わせとても良いです、と彼女の撮影した商品写真をユーザーたちが褒めてくれるのだった。

BUYMAのユーザーたちが褒めてくれることに、気を良くした彼女は、だんだん自分で商品を試着して、その試着した写真を商品写真として掲載するようになった。すると、さらに可愛い、可愛いと褒めてくれるユーザー数が激増したのであった。

インスタ映え 増えるイイネの快感
彼女だって女性だ。その服のコーデ可愛いです、そのお化粧、今回の服装にあっていて綺麗ですなどユーザーから褒められば嬉しいもので、次第にもっと褒められたいと思うようになっていった。

そんなときに、彼女が目にしたのがインスタグラムにインスタ映えする写真をたくさんアップロードしてお金儲けに繋げようという情報商材の宣伝ページだった。可愛い、インスタ映えする写真をアップするだけで、1億、2億と稼げてしまうのだという。BUYMAにアップした商品写真をユーザーから褒められている自分に、正にうってつけのビジネスではないか、そう彼女は確信したのであった。そして、またその情報商材の宣伝ページ上にある購入ボタンを押してしまったのだった。

その情報商材に書かれた内容を参考に、今度はインスタグラムにアカウントを登録し、魅力的な、インスタ映えする写真を多数アップしたのであった。結果、宣伝ページ上にあった2億、1億いや、その半分の5000万、3000万、1000万も稼げなかった。正直なところ100円すら稼げなかったのだった。それでも、彼女は他のインスタグラムのユーザーからたくさんの「イイネ」だけはもらうことは出来た。1000万とは言わないが、1万ぐらいのイイネはユーザーから頂けた。

YouTubeでもっと目立とう
BUYMAでユーザーから褒めてもらえ、インスタグラムでもユーザーからイイネをもらえた彼女は、肝心のお金は稼げていないのに、イイネを稼げることに夢中になっていた。このまま、イイネを稼ぎ続けていれば、いつかきっと、それがお金として彼女の元に稼がせてくれることもあるのではないか、そう彼女は信じていた。

そんな彼女が、次に目にしたのがYouTubeに動画映えする動画をたくさんアップロードしてお金儲けに繋げようという情報商材の宣伝ページだった。インスタグラムで可愛い、インスタ映えする写真をたくさんアップして、インスタのユーザーから1万ぐらいのイイネをもらえた彼女だった。インスタグラムだってYouTubeだって大して変わりはしない。私にならば出来る、そして今度こそイイネだけでなくお金だって絶対に稼げる。そして、今度はYouTube情報商材の宣伝ページ上にある購入ボタンを押してしまったのだった。

その結果といえば、散々なもので、情報商材に騙され、騙す側にまわって人からの信頼を完全に失ったY川氏と同様、20万以上する情報商材を買わされながら、わずか1ヶ月でそのビジネスそのもの全てを撃沈させてしまうという世にも哀れな結果となってしまったのだった。

セルフアフィリエイトは地獄の入り口
それから、しばらくの間、彼女は情報商材の世界から距離を置くことが出来たのであった。それは、私みたいなオタク系女子は一生結婚など出来ないだろうなと思っていたのだが、良い人と巡り会うきっかけが掴め、結婚することが出来たのであった。結婚のおかげで、新居に移り、インターネットのプロバイダーも変わり、そのおかげで今まで彼女が使用していたメールアドレスも変更することになったのだった。そのことが幸いして、彼女が最初の情報商材を購入して以降、彼女のメールアドレス宛に大量に送りつけられていた情報商材の案内メールも一切届かなくなったのだった。そのことが、彼女を情報商材の世界から距離を置くことが出来た最大の要因だった。

せっかく距離を置けた彼女だったが、結婚して、子どもが出来て専業主婦としての生活が始まるようになると、子どもの生活用品をいろいろ揃えるのにクレジットカードが必要になった。夫に相談すると、彼女用のクレジットカードを1枚作れば良いとのことだった。インターネットで、クレジットカード会社のホームページをあっちこっち眺めながら、どのクレジットカード会社が良いか迷っていると、やたらと「セルフアフィリエイトで儲けよう、得をしよう」という文字が目につくようになってしまった。今や専業主婦の彼女は、お得という文字に弱い。

そんな彼女なので、せっかく情報商材の世界から距離を置いていたのに、再び「セルフアフィリエイトで儲けよう、得をしよう」という情報商材の影響で、情報商材の世界に自ら舞い戻ってきてしまったのだった。そして、今度は、そのセルフアフィリエイト情報商材の宣伝ページ上にある購入ボタンを押してしまったのだった。

クレジットカードは借金地獄
そして、彼女はセルフアフィリエイトを利用して、彼女自身の名義であるクレジットカードを1枚入手した。

それから、その情報商材に書かれている内容通りに、作成したクレジットカードで次から次へとセルフアフィリエイトで商品を購入していった。もちろん購入したものは全て、主婦として生活に必要なものばかりだったが、中にはアフィリエイト報酬を増やしたいために、少し無理やり必要なものと決めて購入したものもあった。

しかし、所詮はセルフアフィリエイトは、購入した商品価格の一部をアフィリエイト報酬としてキャッシュバックしてもらうだけのもの。得はいくらかはするのかもしれないが、儲かるというものではなかった。

破滅に陥るオタク女子

せめて今まで購入した情報商材に掛かった金額分ぐらいは、取り戻したいと思った彼女の情報商材への購入意欲はとどまること無く、購入を続けていくようになってしまった。その情報商材の宣伝ページを読んで、これこそ確実に儲かりそうだと思えば、彼女は、その情報商材の購入ボタンを押しまくって入手して回るようになった。

いつの頃か、彼女自身、真新しい情報商材を見つけると、とりあえずそれを購入するだけで、儲かる方向に進んでいくように錯覚してしまうようになってしまった。まだ購入していない情報商材は、とりあえず購入し、儲かるかどうか賭けてみないといられないまでになっていた。結局、ぜんぜん儲からない「簡単に楽して儲かるはずの情報商材」のPDFファイルで、彼女のパソコンの中はいっぱいになっていた。そして、彼女は情報商材から離れることの出来ない女になってしまっていた。

離婚、息子との別れ
このまま、彼との自宅に居残るわけにはいかない、そう決断した彼女だった。その日の夜、彼女は夫に本当のことを正直に説明した。少しは自分のことを許してくれるかもしれないと思っていた彼女だったが、夫は彼女のことを許してはくれなかった。もちろん彼女自身が招いたことだ。それも仕方がない。彼女は、自分のマイカーに積めるだけの家財道具を積み、出発することにした。そんな彼女の姿を見た夫は、彼女がずっと可愛がってきた愛犬を黙って彼女の車に乗せた。彼女は、夫が乗せてくれた愛犬の頭を撫でると運転席に乗り込んだ。

結婚して以来、ずっと一緒に過ごしてきた夫、大切な息子が見送る中、彼女は1人実家に戻るため、車のキーを回してエンジンをかける。車は、静かにエンジンをスタートさせ、彼女がアクセルを踏み込むと、実家へ向けて車は発進した。

「息子の親権は渡さないよ。安心しろ、俺がしっかり育てるから」

夜道の中、車を走らせる彼女に、夫は声をかけたのであった。
彼女は、1人暗い夜道の中、車を走らせながら涙していた。
果たして、彼女にこの先どんな未来が待っているのだろうか。


いかがでしたか?なんとなくでも構いませんが、情報商材というものの悪質さ、恐ろしさを理解できたのではありませんか。

他にも、さらにもう少し別の視点から情報商材の被害にあった被害者たちの声もご紹介しています。

《被害者たちの声》


あなたは、このような胡散臭い情報商材などと呼ばれる悪質商材に目を奪われないようにして下さい。調子の良いまやかしなんかに騙されず、しっかりとしたテレワーク・ビジネスを探していくようにしましょう。

それでは「アフィリエイト講座」ページへとお進みください。